宇宙開発の太陽電池パネルから
それは始まった!
折畳軽量(OK)クルクルネット
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OKクルクルネット
【R2-小】(約巾2mX長さ3m)
45L袋:10個 | 9,600円(税抜) |
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OKクルクルネット
【R2-大】(約巾3mX長さ4m)
45L袋:20個 | 12,600円(税抜) |
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戸別収集用円錐ネット
半径(高さ)1.1m
45L袋:3~4個 | 6,000円(税抜) |
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OKクルクルネット保存ケース
シート付きOKクルクルネット
ご希望サイズ | お見積もり致します |
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- 商品へのこだわり
巨大な太陽電池ソーラーパネルの
「三浦折り」
カラスネットは小さくても2×3mの6平米、大きいサイズは3×4mの12平米。ポリエチレンの漁網で、きちんと折り畳める素材ではない。自治体にもメーカーにも畳める工夫を、保存できる箱をなどと進言しながら、お返事はいいのですが、それっきりでなんら埒があくはずもなく、自分でも試作をはじめていた。
そんなある日、宇宙で一瞬に広げられる 巨大な太陽電池ソーラーパネルの「三浦折り」を思い出した。一瞬に折り畳めて一瞬に開く。重力のない宇宙だからこそ可能な操作なのかもしれないが、考案者の東大宇宙研の三浦公亮教授にお電話してみた。
その頃すでにインターネット検索は、私には無くてはならないものになっていた。退官なさっていて、滋賀県の大学に移っておられた。優れた才能の方ほど、とても気さくなお人柄なので、こういう事に私は物怖じしない。やはり温かいお声で、パネルではなく、やわらかい網状では難しいのではないかと。でもやってごらんなさいと、許可をいただいた。
折紙では山折・谷折というが、直線を裏表交互にミシンをかけて屏風のように折り畳めるようにして、山折の上に繋げたロープを引いて、丸めて収納するという「クルクルネット(商標名)」を完成させた。素材はペットボトル100%の再生樹脂でできたネットを見つけていた。ポリエチレン製のものより固くてシャリ感があり、ロープで引き寄せるのに都合よく、エコロジーの時代にも合っていた。
図面は夫に描いてもらい、明細書の文章はワードで打ち込み、 実用新案に出願した。こういうのは得意なのである。特許庁からは、登録までに一ヶ所の修正指導があった。「屏風のように」という表現は適切でなく、具体的に説明すべきという内容であった。
グッドデザイン賞に応募
審査対象製品に残る
いったいに、ゴミ関係の製品を扱っていると言うと、できたら聞きたくなかったと困惑される反応が多い。話せば、これまでのように長くなるしで、私も別プロジェクトだけを伝えることが多い。
その頃、テレビで「明和電機」という吉本興行所属のパフォーマンスのユニットが楽しく、グッドデザイン賞を人間として初めて受賞(2000年度)した、ということを知った。そうか! その賞の領域の広さに感動し、もしかしたら「クルクルネット」も応募できるかもしれないと、早速インターネットで調べた。 書類応募の期限は終わっていて、インターネット応募なら、〆切までに三日あった(2002年度)。
ボンダイブルーのiMacを相棒に、やはり検索で見つけたwebデザイナーに頼んで、最初のサイト・オンラインショップの『絹と九谷コレクション・ふづき』https://www.silk-kutani.com/ を創業の翌年、1999年10月に立ち上げていた。HP作成ソフトがあるなんてことも知らないで、いきなりプロの「html」を引き継いだから、目はわるくなる、背中は丸くなるなど悪戦苦闘もしたが、自分で更新できるようになり、シルクや九谷焼も日々の発送に忙しくなっていた。 カラスネットはいずれ凄いことになるかもしれないという直感のもとに、散乱ネットを撮り続け、素材や参考製品を購入し、頭の中では試作し続けていたので、クルクルネットをデザインした時、すぐにあるメーカーに持ち込み、サンプルを縫製してもらうことができた。
実用新案というものは、現物が出来上がっていないと登録できないものなのだ。また、そのメーカーはこちらの了解もなく、女子社員をつかって畳んでいる様子をカタログに大きく掲載、まるで自社製品扱い。とびついてきていたので、出願登録はゆるがせにできなかった。 さて何しろ、ゴミネットと言うだけでたじろがれるのである。着飾ってやりたくなった。二年ほどのweb経験も味方してくれた。インターネットで期限ギリギリに応募した書類審査に合格し、東京ビッグサイトの最終審査に、大手の新車や家電と並んで出展。もうそこまでで大満足。以来 「グッドデザイン賞一次選考通過商品」等、ありがたく使わせてもらっている。東京では某区が長年のお得意さま。オリジナル製品だから競争入札なし。このことも大変ありがたいことです。
ロ-プを引くだけで
手を汚さず、クルクルと
簡単におり畳める
画期的なカラスネット
山折り谷折りと交互にステッチが施されています。
山折りステッチの中央にアルミ製の鳩目がシートで補強されて取り付けられています。
その鳩目に引っ張り用のロープが通されています。
そのロープを引くことで横幅8分の1にキチッと折り畳めます。
ロープはネットをクルクル巻き付けて縛ることにも利用します。
所要時間2分ほど
放置されていると傷みやすく、通行も妨げます。
収納にも持ち運びしやすい。
ペットボトル100%再生樹脂を使用。
オリジナル実用新案製品、当店からのみの販売です。
この保存ケースは、フェンスなどには横位置に、電信柱などには縦位置に取り付けることが できます。ロープのみですから、建築物をいためることはありません。A4サイズの表示板を作成させていただきます。町名、クリーンセンターにつながるQRコード、防災情報を得られるアクセス、海抜など。
住んでいる街で災害に出会うとは限りません。それゆえ、携帯電話ですぐに情報を得られることは、これからの生活に欠かすことはできません。
ごみ集積場は、収集車が通れる主要な通りに、しかも程よい間隔に設置されています。収集スケジュールだけの情報ではもったいない。もっと高度利用していきましょう。
1.引きロープの両端は、鳩目に結わえないでください。引っ張ることができなくなります。結わえるのではなく、抜けないようにロープの両端をそれぞれに玉結び。
2.片方から二本のロープを同時に引き、屏風が重なるようにネットを引き寄せる。
3.表の山折の縫い目と、裏の谷折の縫い目を揃えてネットを重ね、屏風畳みにする。
4.端からくるくると巻き込んで、引きロープでほどけないように結ぶ。
とてもシックで環境になじむ色。当社オリジナルのネットです。
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- こんなシーンでも選ばれています
ロープ一本タイプのこんな新手法
K町では、ロープ1本(R1)タイプを二つ折りにして、このような簡易な覆い型にして、使って頂いています。資材置き場などの覆いには、ロープ1本(R1)でも簡便ですが、大きな場合は、ロープ2本(R2)がいいようです。
戸別収集用円錐ネット
半径(高さ)1.1メートルのサイズでは、45Lのゴミ袋3~4個入ります。ネットの目合いは4~6mm、色はモスグリーン(当店オリジナル)
ご希望のサイズでも仕立てることができますので、お問い合わせくださいませ。
シート付きOKクルクルネット
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- クルクルネット物語
起業の発端(1)
金木犀の香りが心地よい、北鎌倉の美しい住宅街を快適に車で通り抜けている時、 ふと異様な物体に気付きました。紙くずひとつ落ちていない道路に点々と、ブルーの網がこんもり。畳まれていない「からす除け防止ネット」でした。どの辻を回ってみても、立派なお屋敷の角にも、寺社の門の脇にもそれはそれは乱雑極まりなしといった風情(後日から写真を 撮り始めました。膨大な枚数のほんの一部をご覧下さい)。晴れわたった天高き秋の昼下がり、1997年のことでした。今まで気付かなかったということは 見えていなかったということで、家族や友人達に尋ねても「気付かないし気にならない。第一目に入らない」と素っ気ない。見えてしまった私は、なんとも不憫なことでしたが、この義憤が仕事を立ち上げる発端となりました。 (神奈川県鎌倉市 1997年 撮影)
現場に出会う(2)
その年(1997年)の秋はことのほか澄みきっていて、鎌倉市中から逗子・葉山・辻堂に至るまで、ゴミステーションのスナップ写真を撮りまくりました。 名だたる観光地、瀟酒な家並み、ゴミ収集車が入ることができる舗装された通りで、周囲に溶け込まない目立つ青色の「からすネット」という目印があるのですから、停めた車中からカメラを向ければいいのです。七里ケ浜では、こんな光景にも出会いました。
これに先駆け、まずは市役所の資源課に進言しておいたのは言うまでもありません。からすネットを入れる箱を作ってはどうか、さらにネットのメーカー名を教えてもらい、畳めるよう工夫したらどうですか、と提案しました。検討しておきましょう、メーカーからはそちらに伺うことがあればお電話します等、お返事はいいのですがそれっきりでした。 (神奈川県鎌倉市 1997年 撮影)
林真理子氏と安住紳一郎氏(3)
そうなのか、林真理子さんも見えていないのだ。彼女の指先を少し上げると、ブルーのカラスネットを指し示す。私のブログ 『日本の街角を美しく!』の収穫画像のひとつ。以下、ブログ文を引用します。
【テレビの楽しみ方(?)のひとつに、カラスネットの発見がある。これはCMの前に予告画面があったので録画ができた。都内でも有数の高級住宅地、代々木上原。「駅から徒歩10分くらいですね」と言う安住紳一郎アナウンサーに対して「いや徒歩7分、地価に関係するから」と厳密に訂正している林真理子さんのぶっきらぼうなユーモアが、いつもながらとても愉快。しかし、わが家では見逃さないんですね~、一等地の壊れた景観。きっと彼女の家もあのゴミステーションを利用しているのでしょう。/TBSテレビ、金スマSPより(東京都新宿区 2013/07/05 )】
日本の街角、至るところに見られるゴミステーションの散乱したカラスネット。旅行中も景色よりもゴミステーションにばかり、目がいく。そしてフィールドワーク用のso-netブログ 『日本の街角を美しく!』に保存していく。いずれ「景観美学」の研究資料に使おうと思っている。